1年生議員でもわかる議員間討議のススメ方

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◆宝塚市議会における会派とは

①宝塚市議会の議会基本条例における会派の定義
第13条 議員は、円滑な議会運営に資するため、会派を結成することができる。

②つまり、会派とは、議会運営をスムーズに進めるために考え出された集まりであると定義した。

③なぜなら、全ての議案等について議員全員で議論するのは、非効率であるから。

④議論する適当な人数が7~9人だとすれば、まずは会派内で議論をし、その結果を持って委員会で適切な人数で議論をすべきという考えである。

⑤しかし、その前提として会派内でも議論をし、合意形成を図る事を求めている。

⑥一応、会派を組んで議会運営を行っていこうという話し合いができたのであるならば、まずは、ある程度思想・信条等も同じである、その会派内で議論してもらうという事が大前提となっている。


⑦他の議会のように、会派を組む定義として「政策を中心とした共通の理念を共有する事」を前提としていない。

⑧それは、無所属の議員が多い地方議会において、共通の理念等で縛る事が足かせになる場合があるからである。

⑨つまり、会派内で賛否が分かれる事があっても良い事を前提としている。

⑩これは、議員個々人を尊重し、会派内で拘束を設けないためでもある。

⑪最終的な判断は、やはり議員個々人が是々非々で決めるべきであり、宝塚市議会では委員外議員の発言も認めている。





<< 目次 >>

0.はじめに~この冊子の目的~


第1章 自由討議ってなんだ?(自由討議の極意)

1.自由討議で何ができる?~自由討議は議員に対して有効だ~
2.なぜ自由討議が必要なのか?
3.もし自由討議がなければ、住民にどう説明するのか
4.自由討議のポイント~基本フレーム~
5.自由討議の極意
6.委員会審査に自由討議~議案審査を重視~
7.論点整理の導入(重要)
8.委員会報告書で説明責任を果たす(重要)
9.第1章のまとめ、自由討議を有効に活用しよう!



第2章 自由討議を活用しよう(自由討議の実例)

10.自由討議の失敗例①~合意形成を図ろうとしない~
11.自由討議の失敗例②~自分の意見しか言わない~
12.自由討議の失敗例③~自由討議を活用しきれなかった~
13.自由討議の成功例①~委員長として合意点をまとめる~
14.自由討議の成功例②~委員長として提言をまとめる~
15.自由討議の成功例③~自由討議で賛同を得る~
16.自由討議の活用方法①~多数決で負けそうな時、あなたはどうしますか~
17.自由討議の活用方法②~多数決で負けそうな時、あなたはどうしますか~
18.自由討議の成功例④~多数決で負けても附帯決議を勝ち取る~



第3章 自由討議を導入しよう(自由討議の簡単導入方法)

19.自由討議のススメ方~議案審査に力を入れる~
20.議案審査のススメ方(全体の流れ)~自由討議の導入のポイント~
21.議案審査のススメ方(1日目)~議案説明→資料要求→論点整理~
22.議案審査のススメ方(2日目)~質疑→自由討議→討論→採決~
23.議案審査のススメ方(3日目) ~委員会報告書協議→決定~
24.委員長のリーダーシップ①~合意形成には委員長の役割が最重要~
25.委員長のリーダーシップ②~良い意見は委員会の提言に~
26.自由討議のルール化~対象は全議案~
27.自由討議と会派制
28.少数意見が議会の議論や審査に反映されないのでは?
29.人格をもつ議会として
30.自由討議を機能させるために~私の思い~