1年生議員でもわかる議員間討議のススメ方

HOME < 目次 < 24.委員長のリーダーシップ①~合意形成には委員長の役割が最重要~






◆合意形成を図る方法

①委員長が議事を取り仕切るだけでなく、各委員の意見から合意できる点がないか、常に確認しておく必要がある。

②つまり、それぞれの意見のポイントがどこにあるのか、それを見極める力が委員長には必要になる。

③そのためにも、各委員の意見のポイントを必ずメモしておくこと。

④各委員に対して、意見の言いっ放しではなく、合意できる点がないか、委員自身に対しても考えてもらうよう発言を促す。

⑤例えば、自由討議において、自分の主張だけ言う委員には、自由討議の趣旨が合意形成であることを伝え、再認識させる。

⑥また、質疑→自由討議→討論が、同じ意見の主張にならないよう、委員長は取り仕切っていく必要がある。各委員の議論が深まるように議事を進行していかなければならない。

⑦そのためには、各委員の発言の真意を汲み取って、議論をまとめて行く作業が大変重要になってくる。

⑧ポイントは、争点となる部分には、必ずその根拠があるという事。

⑨その根拠が本当に正しいのか、委員の思い込みだけで話をしてないか、その確認作業を行うだけでも合意点が見つかる場合がある。

⑩つまり、争点の根拠となる内容を掘り下げていく作業を常に行えばいいのである。





<< 目次 >>

0.はじめに~この冊子の目的~


第1章 自由討議ってなんだ?(自由討議の極意)

1.自由討議で何ができる?~自由討議は議員に対して有効だ~
2.なぜ自由討議が必要なのか?
3.もし自由討議がなければ、住民にどう説明するのか
4.自由討議のポイント~基本フレーム~
5.自由討議の極意
6.委員会審査に自由討議~議案審査を重視~
7.論点整理の導入(重要)
8.委員会報告書で説明責任を果たす(重要)
9.第1章のまとめ、自由討議を有効に活用しよう!



第2章 自由討議を活用しよう(自由討議の実例)

10.自由討議の失敗例①~合意形成を図ろうとしない~
11.自由討議の失敗例②~自分の意見しか言わない~
12.自由討議の失敗例③~自由討議を活用しきれなかった~
13.自由討議の成功例①~委員長として合意点をまとめる~
14.自由討議の成功例②~委員長として提言をまとめる~
15.自由討議の成功例③~自由討議で賛同を得る~
16.自由討議の活用方法①~多数決で負けそうな時、あなたはどうしますか~
17.自由討議の活用方法②~多数決で負けそうな時、あなたはどうしますか~
18.自由討議の成功例④~多数決で負けても附帯決議を勝ち取る~



第3章 自由討議を導入しよう(自由討議の簡単導入方法)

19.自由討議のススメ方~議案審査に力を入れる~
20.議案審査のススメ方(全体の流れ)~自由討議の導入のポイント~
21.議案審査のススメ方(1日目)~議案説明→資料要求→論点整理~
22.議案審査のススメ方(2日目)~質疑→自由討議→討論→採決~
23.議案審査のススメ方(3日目) ~委員会報告書協議→決定~
24.委員長のリーダーシップ①~合意形成には委員長の役割が最重要~
25.委員長のリーダーシップ②~良い意見は委員会の提言に~
26.自由討議のルール化~対象は全議案~
27.自由討議と会派制
28.少数意見が議会の議論や審査に反映されないのでは?
29.人格をもつ議会として
30.自由討議を機能させるために~私の思い~