1年生議員でもわかる議員間討議のススメ方

HOME < 目次 < 21.議案審査のススメ方(1日目)~議案説明→資料要求→論点整理~






◆具体的な議案審査のススメ方

①議案熟読、会派内協議
 委員会付託後、議案熟読と会派内協議の期間を設け、各委員が議案の理解を深めるとともに、課題や論点の抽出を行う。

②常任委員会での議案説明(常任委員会①)
・理事者から、議案の内容について詳細な説明を受ける。
・議案に対する質疑は行わないが、議会基本条例第8条に規定する 論点情報形成に必要な事項について説明が不足している場合は、 確認や資料要求を行うことができる。

第8条(議会審議における論点情報の形成)
・政策の発生源
・提案に至るまでの経緯
・他の地方公共団体の類似する政策との比較検討
・市民参加の実施の有無とその内容
・総合計画との整合性
・財源措置
・将来にわたる成果及びコスト計算

③理事者への資料要求は、原則として常任委員会①で行うものとし、同一日に開催する常任委員協議会を最終締切とする。

④論点整理
 事前の議案熟読及び会派内協議並びに常任委員会①での議案説明を踏まえ、各委員から議案に対する質疑事項の提出を受け、それに基づき論点整理を行う。

⑤論点整理も議員同士でまとめる。争点がある場合、この論点整理の場面で意見を主張し、論点として取り上げてもらう必要がある。

⑥論点以外の質疑は、各論点が終了した後に行う。

⑦各委員は、論点整理の過程で、争点の有無、自由討議の必要性を予測しておく。

⑧論点整理中に出てきた質疑事項は、整理し、理事者に情報として提供している。また、理事者の傍聴も自由に認めている。




<< 目次 >>

0.はじめに~この冊子の目的~


第1章 自由討議ってなんだ?(自由討議の極意)

1.自由討議で何ができる?~自由討議は議員に対して有効だ~
2.なぜ自由討議が必要なのか?
3.もし自由討議がなければ、住民にどう説明するのか
4.自由討議のポイント~基本フレーム~
5.自由討議の極意
6.委員会審査に自由討議~議案審査を重視~
7.論点整理の導入(重要)
8.委員会報告書で説明責任を果たす(重要)
9.第1章のまとめ、自由討議を有効に活用しよう!



第2章 自由討議を活用しよう(自由討議の実例)

10.自由討議の失敗例①~合意形成を図ろうとしない~
11.自由討議の失敗例②~自分の意見しか言わない~
12.自由討議の失敗例③~自由討議を活用しきれなかった~
13.自由討議の成功例①~委員長として合意点をまとめる~
14.自由討議の成功例②~委員長として提言をまとめる~
15.自由討議の成功例③~自由討議で賛同を得る~
16.自由討議の活用方法①~多数決で負けそうな時、あなたはどうしますか~
17.自由討議の活用方法②~多数決で負けそうな時、あなたはどうしますか~
18.自由討議の成功例④~多数決で負けても附帯決議を勝ち取る~



第3章 自由討議を導入しよう(自由討議の簡単導入方法)

19.自由討議のススメ方~議案審査に力を入れる~
20.議案審査のススメ方(全体の流れ)~自由討議の導入のポイント~
21.議案審査のススメ方(1日目)~議案説明→資料要求→論点整理~
22.議案審査のススメ方(2日目)~質疑→自由討議→討論→採決~
23.議案審査のススメ方(3日目) ~委員会報告書協議→決定~
24.委員長のリーダーシップ①~合意形成には委員長の役割が最重要~
25.委員長のリーダーシップ②~良い意見は委員会の提言に~
26.自由討議のルール化~対象は全議案~
27.自由討議と会派制
28.少数意見が議会の議論や審査に反映されないのでは?
29.人格をもつ議会として
30.自由討議を機能させるために~私の思い~