1年生議員でもわかる議員間討議のススメ方

HOME < 目次 < 17.自由討議の活用方法②~多数決で負けそうな時、あなたはどうしますか~






◆議案に対して少数派でも合意形成はできる

結論から言うと、自由討議を活用すれば、多数決で負けていても、

「附帯決議」や「委員会の提言」

として、自分たちの主張を残す事ができる。


◆図の流れを説明すると

①事前準備の段階で、各会派の考えを把握しておき、自分たちが少数の場合は、会派として主張すべき内容を整理しておく。また、それらをまとめた附帯決議も用意しておく。

②質疑では、主張すべき内容を中心に、その問題点や課題を明らかにしておく。

③自由討議では、質疑により明らかにした内容を中心に、自分たちが主張すべき点について、合意形成が図れないか、議論や調整を行う。

④結果として、合意できる点については、用意していた附帯決議や委員会の提言としてまとめる事ができる。

⑤自由討議がない、つまり合意形成を行わない従来方式では、自分たちの主張を言うだけ言って、賛成○人、反対○人という結論しか出なかった。

⑥しかし、自由討議を行い、合意形成を図る事によって、議案として少数派の意見だとしても、附帯決議や委員会の提言としてまとめる事ができるのである。


※次ページ「自由討議の成功例④」で、その実例を示す。




<< 目次 >>

0.はじめに~この冊子の目的~


第1章 自由討議ってなんだ?(自由討議の極意)

1.自由討議で何ができる?~自由討議は議員に対して有効だ~
2.なぜ自由討議が必要なのか?
3.もし自由討議がなければ、住民にどう説明するのか
4.自由討議のポイント~基本フレーム~
5.自由討議の極意
6.委員会審査に自由討議~議案審査を重視~
7.論点整理の導入(重要)
8.委員会報告書で説明責任を果たす(重要)
9.第1章のまとめ、自由討議を有効に活用しよう!



第2章 自由討議を活用しよう(自由討議の実例)

10.自由討議の失敗例①~合意形成を図ろうとしない~
11.自由討議の失敗例②~自分の意見しか言わない~
12.自由討議の失敗例③~自由討議を活用しきれなかった~
13.自由討議の成功例①~委員長として合意点をまとめる~
14.自由討議の成功例②~委員長として提言をまとめる~
15.自由討議の成功例③~自由討議で賛同を得る~
16.自由討議の活用方法①~多数決で負けそうな時、あなたはどうしますか~
17.自由討議の活用方法②~多数決で負けそうな時、あなたはどうしますか~
18.自由討議の成功例④~多数決で負けても附帯決議を勝ち取る~



第3章 自由討議を導入しよう(自由討議の簡単導入方法)

19.自由討議のススメ方~議案審査に力を入れる~
20.議案審査のススメ方(全体の流れ)~自由討議の導入のポイント~
21.議案審査のススメ方(1日目)~議案説明→資料要求→論点整理~
22.議案審査のススメ方(2日目)~質疑→自由討議→討論→採決~
23.議案審査のススメ方(3日目) ~委員会報告書協議→決定~
24.委員長のリーダーシップ①~合意形成には委員長の役割が最重要~
25.委員長のリーダーシップ②~良い意見は委員会の提言に~
26.自由討議のルール化~対象は全議案~
27.自由討議と会派制
28.少数意見が議会の議論や審査に反映されないのでは?
29.人格をもつ議会として
30.自由討議を機能させるために~私の思い~