1年生議員でもわかる議員間討議のススメ方

HOME < 目次 < 7.論点整理の導入(重要)





◆論点整理におけるポイント

①効率的かつ効果的な議論を行うため、議論すべき課題を明らかにする作業が「論点整理」である。

②委員会付託された全ての議案に対して、論点を整理する作業を行う。

③ただし、論点は必要に応じて立てるものとし、論点のない(質疑や確認だけで終わる)議案もある。

④ここで言う「論点」とは、議案審議において議論のテーマ(自由討議を行う争点)となるべきポイントのことである。

⑤しかし、論点として立てている場合でも、質疑の中で納得すれば、自由討議は行われない。

⑥論点整理の例として、使用料改定に関する条例改正を議論する場合のポイントを以下に示す。
・改定の理由(必要性)
・代替案の可能性
・改定による財政的なメリット
・負担の公平性
・負担増が対象者にもたらす影響 等

⑦論点整理を行った議案は、常任委員会で論点ごとに分けて質疑を進める。

⑧具体的に、使用料改定が市民の負担増になる場合などは、論点を「使用料改定が市民にもたらす影響」とし、資料要求や質疑、自由討議を行っていき、論点を深く掘り下げていく。

⑨従来は、各議員がそれぞれの問題意識に基づいて質疑を行っていたが、このように論点整理をすることによって、論点ごとに集中して議論を深めることができるようになった。





<< 目次 >>

0.はじめに~この冊子の目的~


第1章 自由討議ってなんだ?(自由討議の極意)

1.自由討議で何ができる?~自由討議は議員に対して有効だ~
2.なぜ自由討議が必要なのか?
3.もし自由討議がなければ、住民にどう説明するのか
4.自由討議のポイント~基本フレーム~
5.自由討議の極意
6.委員会審査に自由討議~議案審査を重視~
7.論点整理の導入(重要)
8.委員会報告書で説明責任を果たす(重要)
9.第1章のまとめ、自由討議を有効に活用しよう!



第2章 自由討議を活用しよう(自由討議の実例)

10.自由討議の失敗例①~合意形成を図ろうとしない~
11.自由討議の失敗例②~自分の意見しか言わない~
12.自由討議の失敗例③~自由討議を活用しきれなかった~
13.自由討議の成功例①~委員長として合意点をまとめる~
14.自由討議の成功例②~委員長として提言をまとめる~
15.自由討議の成功例③~自由討議で賛同を得る~
16.自由討議の活用方法①~多数決で負けそうな時、あなたはどうしますか~
17.自由討議の活用方法②~多数決で負けそうな時、あなたはどうしますか~
18.自由討議の成功例④~多数決で負けても附帯決議を勝ち取る~



第3章 自由討議を導入しよう(自由討議の簡単導入方法)

19.自由討議のススメ方~議案審査に力を入れる~
20.議案審査のススメ方(全体の流れ)~自由討議の導入のポイント~
21.議案審査のススメ方(1日目)~議案説明→資料要求→論点整理~
22.議案審査のススメ方(2日目)~質疑→自由討議→討論→採決~
23.議案審査のススメ方(3日目) ~委員会報告書協議→決定~
24.委員長のリーダーシップ①~合意形成には委員長の役割が最重要~
25.委員長のリーダーシップ②~良い意見は委員会の提言に~
26.自由討議のルール化~対象は全議案~
27.自由討議と会派制
28.少数意見が議会の議論や審査に反映されないのでは?
29.人格をもつ議会として
30.自由討議を機能させるために~私の思い~